【展覧会】クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime【国立新美術館】

感想

ハロー!こんにちは、水乃です。
先週会社を辞めたので、7月後半は楽しい楽しい夏休み!
行きたかった美術展に2つ行ってきました( ◜◡^)今回はその一つ目です。

「クリスチャン・ボルタンスキー Lifetime」

国立新美術館で9/2まで開催中。
死後の世界のようなメランコリックな大型インスタレーションがドスンドスンと展示されていました。

作品「ぼた山」

ぼた山
噂には聞いていた、例の黒い塊。

めちゃくちゃでかいですね。写真では大きく見えたのに、実際に見たら小さかった、なんてことがありがちなのですが、そんなことありませんでした。めちゃめちゃでかかったです。
細い通路の先に見えてくる動線なんですが、まがまがしい迫力に圧倒されます。
近くにいる喋る黒服のマネキンがとても良い雰囲気。
最初は怖いんですが、いつのまにか親近感が湧いてくるので不思議です。

「保存室(カナダ)」

保存室
つい目を引かれる、視覚的なパワーがありますよね。

大量の古着が壁一面に張り付いてる、有名な作品です。
普通に生きてたらこんな光景には出会わないですから、歯車のずれた異世界に迷い込んでしまったような、えもいえぬ倒錯感がありました。
設置するの大変だったろうなぁ…ぼた山といい、質量責めの作品はついその背景に思いを馳せてしまいます。

「その後、ピック」

その後、ピック
個人的に一番気に入った作品。

展示物や自分の影が移動して、無重力にも似た不安定さを感じられて物凄く面白かったです。
ワンダーランドというかエヴァンの世界というか。
二階健さんとかマンタムさんの作品が好きな人は大好きだなと思います。
見てて不安な気持ちにさせてくれる作品って、すごく作るの難しいと思うんですよ。
気持ちいい静寂でした。

まとめ

展示会場全体が澄んだ空気に満ちていて、静かで肌寒くて、お盆の時のような質感の展覧会でした。見るというより、そこにいること自体に価値が見出せる場所ですね。

ミュージアムショップにたどり着いた時の「はい、現実に戻りました」感はすごいです笑
家族と一緒に行ったので長い時間滞在できず、惜しいことをしました。
これから行く方はラフな服装で、一人で行くのがオススメです。

水乃みのるでした!

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