夏休みの美術館お出かけ第2弾!
ちひろ美術館に行ってきましたよ!(*’ω’*)
見た展示はこちら!
ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ
ちひろ美術館・東京で7/28まで開催中。
ボルタンスキー展と打って変わって、こちらは可愛らしい絵本の美術館です!
でもショーン・タン……一癖どころか二癖ありました。
アライバル
『アライバル』という絵本の原画が、部屋を大きく使用して展示されています。
主人公が船に乗って引っ越した新天地は、訳の分からない生物が住む、不思議な街でした。
というような感じのお話。
ものすごく精密に描かれたおとぎの世界。ファンタジーなのにどこか薄暗く、ほこりの匂いがする、時が止まったかのような、シュルレアリスムのような世界。
マグリットを愛する水乃はこの『アライバル』という作品の絵につられてホイホイやってきたという訳です。
文字のない絵本ですが、絵が上手すぎるので情報量は十分です。
上質な無音映画を見ているようでした。それにしても絵が上手い…。
the rabbit
アライバルを目当てに来た展示会ですが、1番心に残ったのはこの作品でした。
ウサギの兵隊たちが大きな船から島に上陸する場面を描いた、大きな原画が展示されています。
凄いロマン。凄い迫力。こんな絵が描けたら人生最高だなぁ…!描けるようになりたいなぁ…!と思わせてくれるような、大作でした。
下のミュージアムショップでポスターを買おうかと思いましたが、質感がやはり…印刷だと…うーん。感動に対する備忘録として、ポストカードと図録(ショーン・タンの世界 どこでもないどこかへ)を購入しました。
やっぱり絵は実物を見ないと!という思いが強化された体験でした。
日本語版のthe rabbitは販売されていないそうで。
出版された暁には是非購入したいものです。
おにたのぼうし
ショーンタンの展示期間中ですが、常設のいわさきちひろの絵も見ることができます。
何度見ても可愛いですね…!
この分野でいわさきちひろに勝てる人はいないな…
この日初めて『おにたのぼうし (おはなし名作絵本 2)』という絵本を読んだんですが、なんともやるせないお話で、雨の日らしい、物寂しい気持ちを抱えて去ることができました。
鬼も人間も色々だねぇ。
まとめ
ちひろ美術館、初めて訪れたんですが、建物が凄く素敵で、居心地がすごくよかったです。
正直スペースは狭いので、人とすれ違うのに気を使う必要があるんですが、ドアを開けて貰ったと思ったら、今度は自分が開いて待ってあげたり。
どこか狭い蟻の巣の中を行ったり来たりするような感覚があって、とても可愛い空間でした。
さてさて、夏休みはあと2週間!
8月から頑張るためにも、引き続き沢山心を充電したいと思います(◜▿‾ ≡‾▿◝)
次は夢の島熱帯植物園に行く予定。ではまた。